スピエラ+アルカリタンニンの実験
ちょっと地味で真面目な実験です
髪の内部を架橋出来ると話題の
アルカリタンニンと、
スピエラ(ph3)との相性を、実際のお客様の髪で実験してみました。
【左から①番目】
2.5%のスピエラを半分に薄めて(濃度は1.25%)、
ノーマルなデジパー
【左から②番目】
上記と同じ薬剤だけど、
中間でアルカリタンニンを塗布してデジパー
【左から③番目】
2・5%のスピエラとアルカリタンニンを混ぜて(スピエラ濃度は上と同じ)、
ノーマルデジパー
【左から④番目】
2・5%のスピエラとアルカリタンニンを混ぜて(スピエラ濃度は上と同じ)、
さらに中間でアルカリタンニンを塗布してデジパー
(注意1)この毛束は実際のお客様の髪を、
2回縮毛矯正して
12レベルのカラーもして、
わざと痛めてパーマが掛かりにくい状況!
にしてあります。
この実験をしてみて、①と②は還元剤は同じですが、
中間でアルカリタンニンを入れた方が、
リッジが強い感じがします。
③のスピエラ+アルカリタンニンは、相性が悪いのか?
①②より掛かりが悪いですが、
④スピエラ+アルカリタンニンで、さらに中間でタンニンが、
一番リッジが強く出ています。
(注意2)
実際のお客様の髪なので、
その部位ごとに、元々のダメージにバラつきや、
パーマの掛かりにバラつきがある可能性があります。
【 総評 】
なんでも新しい薬剤を使えば、結果が良いか?
という事もなく、こうして比較して調べてみると、
それが分かりますね。
酸性薬剤でデジパーの場合、
中間でアリカリタンニンは効果ありそうです。
酸度が高いスピエラを、アルカリタンニン混ぜてph上げて、
尚且つ中間でアルカリタンニンした④は、
ウェーブ効率は高かそうですが、
お客様がユルッとしたカールを求めているなら、
タンニン入れずに、還元剤だけのカールでも良いような気がします
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