ジョブチューンの合格・不合格!

ちゃたろう

2022年05月01日 12:00

TV番組『ジョブチューン』の、一流料理人が判定 
合格or不合格!っていうの、やってますね 
 
 
あの企画が結構好きで、特に和洋菓子のときが好きなんですが  
和洋菓子を判定する一流料理人の方達が、熱いから面白いんですね
  
 
過去の放送ですが、『洋菓子に使う卵の親鳥の餌に、魚粉を入れているか?』  
という話題があって、餌に魚粉が入っている方がコクがある卵になるけど、 
それが臭みに繋がる事もあり、どういう餌を食べている鳥の卵を使ってますか? 
みたいな質問をしていたり 
 
 
上司の意向で商品の方向性がバラバラだった、洋菓子メーカーの開発担当者さんに、 
『もっと自分が作りたい商品を、作ってみたらどうか?』 
というアドバイスをしたり 
 
 
今回の放送でも『バニラの風味を感じないのに、バニラを名乗るのはどうか?』  
というのが、とってもツボりました
 
  
 
今回の放送で、とても気になったのが、このチーズケーキ! 
合格にはなったけど、『チーズの部分に粉っぽさを感じるか?』と、 
一流料理人の人が言っていて、『その粉っぽさを感じる舌があった方が良い』とか、 
『もっと拡販の時間を掛ければ、なめらかになる』というアドバイスもありました 
 
 
 
なぜか不思議な物で、一流の料理人が絶賛した物より、 
『ここがダメだよ!』と、NGを出された物を、食べてみたくなります 
 
 
この番組に出てくる、一流料理人の方達が言っている事、 
実は私たちの仕事にも、繋がる事があります
 
 
『餌に魚粉が入るとコクがある卵になるけど、それが臭みにも繋がる』 
⇨縮毛矯正やパーマの薬剤って、強くしようとするなら、強くする方法はあります。 
でもそれが、将来的には髪の痛みに繋がるので、そうはならない、 
ギリギリの低ダメージの薬剤を、お客様の髪に合わせて考え、施術しているのです。 
パーマ液の強さは、魚粉と同じなのです 

 
『もっと自分が作りたい商品を、作ってみたらどうか?』  
⇨お客様は自分の好みを注文しますが、それよりもっと〇〇した方が似合うのに! 
と思う事はよくあります。
髪の毛はお客様の物ですが、『もう少し〇〇した方が、似合うのでは?』と、 
お客様の理想とは、違う提案のチャレンジも必要です。 

 
『バニラの風味を感じないのに、バニラを名乗るのはどうか?』 
⇨昔から美容業界には、このようなが良~くあります。 
たいした物でもないのに、『凄~いトリートメント!』みたいに売ってる施術です 
 
 
『その粉っぽさを感じる舌があった方が良い』『もっと拡販時間を長くすれば、なめらかになる』 
こういう感覚って、とっても大事なんですが、すぐに身に付く物ではありません。 
いつも仕事と真剣に向き合ってないと、この感覚が身に付かないし、 
解決方法まで分かっているのは、さすが!一流料理人ですね
。 
 
 
  
・・・で実際、このチーズケーキ食べてみて、チーズの部分の粉っぽさ! 
私の舌では感じませんでした(笑) 
基本的には、なんでも『美味しい』って食べれるタイプなので 
 
 
ですが後日、北海道の有名なチーズケーキ(冷凍を解凍したもの)を食べたとき、 
『あぁ!やっぱりコッチの方が、クリーミーで美味しいな!』と分ったんですね 
どんな職業でも、常に真剣に向き合っているからこそ、 
分かる事って、あるんですよね~。 
 
 
ちなみに私、女性の髪を触っただけで~ 
『その人がどんな風にシャンプーして、どれくらい乾かしているか?』 
が、触診で分かります! 
 
 
チーズケーキの良し悪しには鈍くても・・ 
髪の触診だけは、感覚が鋭く! 
餌の魚粉は、必要最小限の使用にして! 
バニラの風味が、十分に伝わる仕事を心がけています

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