事前の電話で『私、パーマが掛からないんですけど・・』とか、
『今までパーマで良い思い出が無いんですけど・・』と、
私のテンション(ハードル)を上げてくれたお客様です
ありがとうございます
とにかく細くてサラサラした髪!
『今までパーマがまともに掛かった事がない』
『すぐにパーマが取れるから、良い思い出がない』
と言うのも納得です
パーマが掛からない・すぐに取れるの解決法ですが、
デジタルパーマだから強く掛かる!は間違い(笑)
デジタルパーマは、髪がストレートの状態で、
パーマ液を付け還元させますから、
曲がりにくい髪を曲げるには、有効ではありませんね
パーマが掛からない・すぐに取れる髪の注意すべきは、
①最初にカットです!
髪がパーマで動くように、髪にすき間を作るカットをします。
髪が多く固い人ほど、このカットをしないと掛かりません。
②その髪質に合うパーマ液を探ります。
細い髪ほど、髪の中まで還元する薬剤で、
時間を掛けた方が、パーマが掛かります。
微シス毛とか言いますが、シスが少ないんじゃなくて、
パーマが掛かるシスチンが、髪の中心に多いから、
そこまで届く薬剤と、そこまで還元する時間が必要です
・・で実際、このお客様は細くてサラサラした髪なので、
ph8くらいで内部を還元出来る、GMT・チオグリセリン使用
デジタルパーマですが、ストレート還元しないで、
薬剤塗ったら、細いロットをグリグリ巻いて、
ウェーブ状に還元します
そして15分後に、テストロットをチェックすると!
見よ!この素晴らしいカール!
デジタルパーマの薬剤が弱すぎると、カールしてないし
薬剤が強すぎると、アルカリでダレッとした
弱弱しいカールになっているのですが
髪の疎水部と親水部をバランス良く還元すると、
テストカールでもプリッとした理想的なカールになります
↑ココが超自慢ポイント!(笑)
このように、その髪に合う理想的な還元がされれば、
後は楽勝ムード
一度流して中間処理、デジタルパーマのロットに巻き替えますが、
掛かりにくい髪でも、26mmくらいでスタイルが作れます。
↑そして完成!軽く乾かして無造作な感じ。
今までこのお客様の髪にパーマが掛からなかったのは、
担当した美容師さんが選んだ薬剤が、この髪質に
合ってなかっただけでしたv
↑完全にドライした感じ。
ココで決め台詞!
さっすが俺!またエラいパーマ美人を
作ってもうた(爆)